ル・コルビュジェ展に行き思った事は・・・・・
信念・・・・人の考え方の移り変わり・・・
当初、画家であったコルビュジェの絵もピュリズム(純粋主義)の推進した画風でしたが、機械的になり最後の方では、まるでピカソの絵のようなキュビスム的な絵に変化していました。
これは、考えや思想の移り変わりです。
また「家は住むための機械である」といったコルビュジェらしく‘モデュロール’を考え出しドミノ型住宅に応用していた時代から、晩年は人と車に視点を充てた‘都市計画’にまでその手を広げていました。
しかし、先進的なその思想は一部で実現しましたが完成することはなかったようです。
そしてさらに晩年は南仏に奥さんの為に‘人間が住むことだけを追求した’「小さな休暇小屋」を建て傍らの作業小屋で建築の構想を練り、図らずもその海で一生を終えました。
中西のブログのタイトルにもなった「小さな休暇小屋」は、内部をベニヤ張りとした簡素なもので大きさも3.66m×3.66mと日本の8帖ほどの大きさで、人が最小限度生活できるスペースで‘モデュロール’の完結編ともとれる住居でした。
行き着いたのもやはり自身の信念だったようです。
私自身、コルビュジェのような素晴らしい建築家ではありませんが‘住宅に対する信念は同じだ!’と感じました。生活の為の快適性、創る為の合理性、そして創造性、現在では環境性能、どれを除いても現在の住宅は完結できません。
現在でも数多くの作品を残しているコルビュジェ、世界中でコルビュジェの全作品を‘世界遺産に!’という声もあがっています。
規模や資質が違っても‘形として残るもの’を提供している私も、最後までこの仕事に誇りを持っていたいと想いました。
さて、モデュロールと黄金比について・・・・
モデュロール・・・コルビュジェが考案した尺度で、黄金比を基にした実用的な比例体系です。「人体の寸法と数学との融合から生まれた、ものを量る道具」で、ひとり人体のみならず、「広場から本箱に至るまで、いかなるデザインにも適用しうる尺度」だとコルビュジェは言っています。
又、このモデュロールは、現在の建物やあらゆるデザインでも生きています。
(絵が曲がっててゴメンナサイ!)
黄金比・・・古代エジプト、いや、それ以前からあるとされている比率。英語では、ゴールデンプロポーションといい、物の大きさや長さについてそれのもつ量と量の関係を示す言葉で、調和の根本となる釣り合いの事。これは、シンメトリーのような均衡が取れていたり、ある一定の比率をもったものを見たとき‘人はそれを美しい’と感じる。これは、全体と部分の関係にも言える概念。ピラミッドがこの黄金比で出来ているといわれています。
今日も最後までお読みいただき有難うございます。



