March 12, 2008
TOTO名古屋工場見学 1日目・・その2
では、本来の目的である工場見学のお話です。
日本はものづくりの国です。そして中でも‘名古屋は物づくりのルーツ’
そう言われて今回の見学に臨みました。
陶器が作られる過程は現実に見た事がなかったので、今回の見学は驚きの連続でした。
この工場では衛生陶器の製造が主で、原材料からの成型そして焼き上がりまでを約2時間かけて見学する事が出来ました。
特に面白かったのは、成型です。
粘土状の材料を型に流し込むわけですが、この型も‘石膏の型’と‘樹脂の型’の2つあり、その割合は石膏型が3割、樹脂型が7割になるそうです。
この樹脂型はまだ新しい技術なのですが使用回数が多く使用出来、対して石膏型の使用回数は樹脂型の1/3ほどの回数しか使用出来ないそうです。
最初の見学でこの成型の工程を見る事が出来ました。
大型の機械に‘型’がセットされていて材料を注入、隅々まで行き亘るように機械が動き成型されます。そして、成型後粘土状の製品がモワ〜っと姿を現します。
私は見た事がないのですが、TOTO便器のCMで蒸気の中から便器が現れる場面があるそうなのですが、前記のモワ〜っと蒸気の中から便器が出てくる場面を採用したとか。
その後製品はベルトコンベアに乗りロボットが泥状の接着剤をつけ、人のいるところへ。
知っていましたか?洋風便器の座る部分は二つに分かれていて、一つは輪になったフラットな部分、もう一つはその下の筒状の部分です。
←赤い部分と黒い部分です。
そういえば何となくチョットこんもりしています。
この二つの部材をなんと人間の手で併せるのです。
その方法は、2人で上部のウォシュレットが乗る輪の部分を筒状の下部分に乗せ成形します。
←注:ウォシュレットは違いますよ!
まだ粘土状でグニャグニャしている便器を器用に成形しているのを見て「こんなところも手作りなんだ!」と驚きました。
私は、先に書いた‘ものづくり’の原点を見たように感じました。
大量生産のこの時代でも「やっぱり陶器、オートメーションでは出来ない」という事を再確認したとともに
造っている皆(従業員)も「この便器は座り心地もよく快適だな〜」と感じて欲しくて毎日モクモクと作業に励んでいるという事を認識しました。
見学ではその後、乾燥の工程や生素地検査を経て、施釉工程(色を付け、汚れ落としのクスリを吹く)・
そして焼成工程(トンネル釜に入れて焼く)・検査の工程に流れます。
焼成工程では、トンネル釜で20時間をかけてゆっくりと焼くそうで、製品が出てきたところを見学する事ができました。又焼き物ですから粘土状の成形品から焼きあがりまでに製品は小さくなります。その割合も考え最初の大きさを決めているのも数々の経験に裏付けられているわけです。
陶器を均一な製品に仕上げるのは並大抵ではなく、研究や開発の繰り返しだったんだろうと先人達の‘ものづくり精神’を学ばせてもらう事が出来ました。
TOTOさん、渡辺パイプの皆さん、ありがとうございました。
私たちも住宅という‘ものづくり’をする者として、改めて感慨深く見学させていただく事が出来ました。
さて工場見学はこれぐらいにして、次回はお楽しみ編にしましょう。
今日も最後までお読み頂き有難うございます。
人気ブログランキングにご協力お願いします←ここをクリックしてください。
トラックバックURL
この記事へのコメント
良ければ遊びに来てくださいねっ!!




