私、皆さんに隠し事をしていました。
それは、先月の2月7日にＣＡＳＢＥＥ（キャスビー）戸建の評価員試験を受験しました。
このＣＡＳＢＥＥ戸建、昨年の秋に国土交通省の外郭団体である（財）建築環境・省エネルギー機構から発表された住宅のエコ度を図る‘ものさし’です。
このＣＡＳＢＥＥは、2001年から大規模な建築物を対象に「環境の評価ツール」として開発され既に普及していましたが、昨年秋に住宅用（戸建）が開発され国内で順次、講習が行われています。
このような環境性能評価システムは、イギリスのＢＲＥＥＡＭやＥco-Homes、アメリカのＬＥＥＤなど、世界的に観ても住宅の環境性能評価ツールが普及していて、日本でもようやく開発・発表になりました。
この流れは、ずばり「地球環境」です。
200年住宅などと考えは全く一緒で、良質な住宅を提供し、それが長く使われ、省エネルギーや省資源に配慮して、優良な住宅をストックする事がねらいになっています。
そして既に、このＣＡＳＢＥＥ戸建での評価を行って一定条件をクリアすると金利や税制面での優遇を与えている行政も現れているという、まさに次世代環境住宅の性能評価ツール。
では、誰が評価するの？
大規模建築物の評価は‘評価員’によって行われます。
この戸建も当初は‘誰でも評価してよいツール’でした。
しかし、誰でも・・・では、解釈もまちまちで良いほうに評価してしまう事も出来てしまうので大規模建築物と同じく評価員制度が図られることに・・。
私は、昨年発表されてすぐにセミナーを受講して、今年の1月に評価員講習を受講、2月の試験となりました。
第一回の試験ということもあり、正直まったく勉強せずに当日を迎えました。
「最初だし、評価マニュアルも見れるのだから、大丈夫」と高をくくっていましたが、会場に入ってビックリ。
内心「ゲ！本気だ！」「甘く見すぎていたかも！」
まともな試験といえば数十年前に受けた建築士の試験以来。いくつか取得している資格では考査程度の試験だったのでビックリした次第で、長机の両サイドに受験者は座り試験票を置き、必要なものだけしか机に出す事も許されず、マークシートに回答する本格的な受験。
2時間で40問を解かなければならず、私は時間一杯まで掛かりました。
というより、正直時間が足りず2・3問は適当に回答をしました。
何故、隠していたのか？お解りですよね、落ちたらカッコ悪いと思い近々の人にしか受験した事を言いませんでした。
3月中旬が発表との事でしたが、なかなか結果が来ず、内心「落ちた？」とも思っていました。
しかし金曜日の夜、家に帰ると封書が・・・。表紙には「登録申請書 在中」の文字。中には合格書。
正直「ホッ」としました。
もし落ちていれば次回の試験に受けるつもりだったので・・。
リンクしたページに合格者の受験番号が載っています。
ちなみに私の受験番号は0705-003です。
まず登録。晴れてＣＡＳＢＥＥ戸建評価員です。
いずれＣＡＳＢＥＥについても当ブログでご紹介しましょう。
ああ、ちなみに評価員試験は建築士でないと受験できません。
「永楽台の家」の放送予定が決まりました。（特番がない限り）
ＢＳ朝日放送 番組名‘STYLEBOOK’紹介コーナー‘空間日誌’
３月２９日（土）11：00〜（予定）
４月 ５日（土）11：00〜（予定）
今日も最後までお読み頂き有難うございます。
人気ブログランキングにご協力お願いします←ここをクリックしてください。
コメント
コメント一覧
ありがとうございます。
日頃から自立循環型住宅だ、CASBEEだ、と偉そうに言っている人間が落ちたのではカッコ悪いですものね。
うちの建築士にも・・・そうしてください。これからの環境住宅の指標ですから勉強するだけでも価値があります。
認定講習からですので大変かも知れませんが頑張ってください。
お疲れ様でしたー。
うちの建築士にも、受験してもらおうかなと思います。
面目躍如ってなところでしょうか。
合格発表をみると不合格者もいるようですから嬉しいですよ。
ちなみにＳさんにはお風呂で報告済みです。
本来ＵＰ・・・・→当然です。
本来の内容は来週にスライドで〜す。
かなり…いやすごく嬉しい様子が伝わってきます｡
本来UPする予定の内容を押しのけての合格発表でしょう？
これからもご教授お願い申しあげます｡