August 20, 2008
今一度、耐震について考えてみよう・・・・8
猛暑日は少なくなったもののまだまだ暑い日が続いていますので、お体にお気をつけてお過ごしください。
さて今回は改修事例について書くつもりでしたが、賃貸アパートでも応用できる家具の置き方のお話をしましょう。
地震の被害で建物の倒壊よりも悔しく残念なのが家具の転倒による圧死。
住宅を新築する際‘ベッドルームに家具を置かない設計’にすることが一番望ましいことですね。
事実、私の設計ではベットルームに家具を置く設計はしませんし、子供部屋でも同様です。
最近の地震は確かに規模が大きいですが、現在の建物が全破壊するような事はないと思います。
となると考えられるのは、火の不始末による火災か家具が転倒して下敷きになり圧死するというパターンでしょう。
そして、住宅側で対策が講じることが出来るのは、家具などの転倒防止策です。
家具をどうしても寝室内に置かなければならないとすれば、最大の有効策は‘転倒防止金物’ですね。
これは、ホームセンターなどで色々な物がありますので合う物をチョイスして取り付けてください。
仰々しいものでなくとも、家具を少し壁側に倒し気味に置くだけで効果はあります。
次に家具の置く位置です。
一戸建ての住宅でなくでも、賃貸アパートに住んでいる方にも有効な方法です。
正方形な建物は案外少なく、ほとんどの建物は長方形です。
そこで下の図。(単線の簡単な絵で、すみません)一応アパートを意識しています。
地震波による振幅は一定方向ではありませんが、建物が長方形の場合、長辺方向では大きな振幅でも建物の揺れは案外小さいものです。
ところが短辺方向の揺れは、かなり大きなものとなります。
そこで、家具などの後置物は、建物の長辺方向に直角になるように置くだけで転倒防止になります。
もちろん部屋の使い勝手の問題もありますが、寝室では出来る限り心がけてみてください。
それでも転倒防止金物は、必須ですよ。
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この記事へのコメント
宮崎さんの建てた2×4の家に住み始めて、地震の際思うことは「ゆれない」ということですね。
在来工法の場合は建物そのものが柔構造=柳のようにしなってゆれる感じがしますが、2×4の場合は頑強なモノコックが平行移動するような感じです。
建物自体がゆれるという感覚はあまり無く、ゆれるのは地面だけでそれにひっついていくような・・・うまく説明できませんが。
コメントありがとう、久しぶりですね。
この話はたぶんしたことがないですね。
つまらないことのように思えますが、案外効果があります。
現在の単身アパートで試してみてください。
あっ、家具はないか?
ちょっとした事で、命が助かったことって多いですから。
震災経験者だから、わかることがいっぱいあるはずです。
そして、震災地域で住宅建築をしていると周りも高い意識があると思います。
経験やそれから得た教訓を生かした住宅つくりに邁進してください。




