October 12, 2009
家作りのコンセプト 3
今回は弊社オリジナル住宅の【低光熱費住宅】についてです。
屋根や断熱、そして気密性能をいくら上げても家の間仕切り壁が多いと1台の冷・暖房機具では、各部屋の隅々まで冷・暖房する事は出来ません。
その為いくら性能の良い家を建てても、各室での冷・暖房が必要となります。
過去の私たちの住宅では、家族内でお子様が既に部屋が必要になっていたり、どうしても部屋として区切る必要がある場合には、イニシャルコストは高い(約200万円)が部屋の隅々まで冷・暖房が行き渡り、快適性を保てる“セントラル空調”をチョイスするお施主様が多くいました。
セントラル空調は低圧電力(動力)を電源にしている事(一般電灯電源と比べると安い)と建物性能を高く保つ事で
月々の基本料金(現在の物で月2,000円)はかかるものの、私たちの住宅では電気料金は案外安く済んでいました。
しかしお子様も小さいご家族では、部屋を区切らず吹き抜けを家の中心付近に設け、オープンな間取りを採用する事で空気や風の道を作るなど自然環境を利用し、春や秋の季節の良い時期は冷・暖房する事のない住宅(自立循環型住宅)を作る事が出来るのです。
私たちの住宅は、まさにこの【自立循環型住宅】となり、私たちの低光熱費住宅にする為には、プランや壁の構成などで工夫が必要となるわけです。
これには次世代省エネ基準(高気密・高断熱)が最低の基準となります。また温室効果ガスも2000年頃の標準的な住宅の40%以上削減出来ています。
現在2棟の住宅(ご家族3名)でこの考えの基、設計/施工されており、気になる光熱費は年間で15〜17万円ほどで済んでいます。(オール電化住宅の為、光熱費は電気代だけです)
月平均に直すと12,500万円〜14,200円ほどになります。
月々の住宅ローンを考えると大変お得ですよね。
一般の住宅での光熱費は前回のブログでも書いたように最低でも20万円オーバーで平均25万円ほどですから、月平均で2万円以上、トップシーズンの冬場では3万円近くの出費となります。
いやはや大変な費用。
ちなみに私の家はご存じのように一般的なマンションですが、冬場はガス温水暖房なども使用し光熱費は3万円をオーバーします。
上記のような性能の良い住宅を設計/施工している私がマンション住まいとは、恥ずかしくもあり情けないのですが・・・
また、さらなる快適性能や構造面でのUPは“過剰”で、お施主様の建築費用をUPさせる要因となるため現在のところ内部での工夫をさらに研究しているところです。
*自立循環型住宅とは・・・・増え続ける家庭部門での温室効果ガス削減のため発表された設計のガイドラインで、気候や敷地特性などの住宅の立地条件及び住まい方に応じて極力自然エネルギーを利用した上で、建物と設備機器の設計や選択に注意を払うことによって、居住性や利便性の水準を向上させつつも、居住時のエネルギー消費量(温室効果ガス)を2000年頃の標準的な住宅と比較して50%まで削減を目指す住宅。
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この記事へのコメント
こちらは・・やはり寒さの影響か(マイナス20度まで下がりますから・・)セントラルが主で、冬の1ヶ月、もしくは2ヶ月ほどは法外に高いものの(ガスの家が多いかと思います)、その他の月はかなり安いですからね。
そのセントラルも・・私は節約のため、あまり使わない部屋は空調を閉めています。
そうそう、ダウンタウンに軒並み並ぶ、ビクトリアン調の家は、家が巨大、かつ古い家、ということで、光熱費、とくにガス代がものすごいらしいです。私の同僚は、ビクトリアンな家にあこがれて、一年賃貸で住んだらしいですが、あまりに高いガス代にびっくりして、一年で出たようです。
断熱や気密を良くしてお施主様の得になるのは快適性があがるのもそうですが、やはり光熱費だと思います。
そこで私たちは光熱費に着目しました。
光の部分ではお施主様の使い方もありますが、昼間灯りを使わなくても明るい室内を設計の時点で模索します。
建物性能(断熱や気密)を上げ、高効率家電を使うことにより熱費を大幅に削減出来るのです。
古い住宅では、断熱の意識が少なかったため、この熱費にお金がかかるのでしょうね。
アメリカの光熱費がどのような体系になっているのか?はわかりませんが、私たちは無理して節約しなくても、安価な熱費で過ごせる家を目指しています。
熱費は、日本でも冬が最もかかります。その点では同じなのでしょうが、ガス代が高いのは問題ですね。
私たちの住宅でもセントラル空調を導入している家は多いのですが、断熱などの性能UPにより、冬でもセントラル単体の電気代は12000円ほどです。
kuniyoshiさん、こんどアメリカの光熱費事情を教えてくれませんか?



