こんにちは、スタッフ 堀です。
今年もあと一か月を切り、急にせわしなくなってきました。少し早いですけど、とおっしゃって年末のご挨拶にいらっしゃる業者の方も。
今年最後のニュースレターに、「今年一年を振り返って」的なことを書けばよかった・・・と後になって気づきました（まったく年末にも何もかからないお話です）。まあ、それは今年最後のブログ用に取っておくとして・・・。
現在、複数の工事現場が同時進行中ですが、少しずつ完成が見え始めたものも・・・。そうして建築工事が完了すると、「完了検査」というものを受ける必要があります。
建築確認申請において提出した、各 設計図書(図面や書類)の内容と、出来上がった建物が整合しているかどうかの検査です。
まず検査の申請書を、審査機関に提出。検査の日を予約します。
建物や敷地自体の工事が完了していればいいので、検査当日に内部でクリーニング作業真っ最中、なんてこともあったりします・・・（汗）。
工事現場で、審査機関の担当者とともに、建物・敷地を見て回ります。建物の高さ、内部の間取り、火災警報器や給気口の位置、敷地の境界線、建物と敷地の離れ、などなど・・・。
建物の規模や構造などによっては「検査の特例」を受けられることがあり、基礎や小屋組みの写真を添付するなどして、その分検査を迅速に進めることができます。弊社で建てる住宅も、だいたいこのケースです。
一方、特例を受けられない建物の場合は各種材料の検査書、施工の報告書、工事写真もいろいろ・・・と、提出物も盛りだくさん。以前、めったにない鉄筋コンクリート造・共同住宅の完了検査申請をした際には、普段目にしない大量の書類にちょっと驚きました・・・。
計画上、ちょっと寸法がギリギリだったりする場合はメジャーで測って確認したり。
簡単な是正が必要で、検査済証受け取りの際に写真の提出が必要だったり。
そんなこんなで、特に問題がなければ、検査後２・３日で検査済証（適合の証明）の発行・・・という流れになります。これで、新築における建築基準法上の申請は終了。
なお余談ですが、建築基準法とは「建築物の敷地、構造、設備及び用途に関する最低の基準」を定めたもの（第１条より）。
「法に適合している」というだけでは、それは快適性・安全性の高い建物であるとは限りません。
省エネしかり、耐震しかり、よりよい住環境とするなら法の基準よりも高い性能がもとめられます。
今日も、ブログを見てくださって、ありがとうございました。
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